全曲ふりかえると、行っていない人がCD聴く時の楽しみ減るので(笑)個人的な感想だけね。
…まぁ、色々ありましてどうやら「ワールドマップがないと歩けない」人種だというのを痛感しながらギリギリに入場したので、息を整えながらの開演になってしまいました。
なんたって、「開演5分前です〜」というユウナ嬢のアナウンスを聞きながら階段を上っている始末。
で、曲目はパンフレットという形で別売でした。IX、Xやってない私はちょっと困る(笑)。しかも人数分用意されていたハズなのに第1部・2部間の休憩時間に完売しちゃうし(笑)。…入手できませんでした。一応、後日通販するとは言っていましたが…手に入らないかもね。
今回のコンサートはナマ音じゃなく、全部スピーカーを通しています。
大編成のオーケストラではありませんでしたし5,000人入っていたデカい会場(司会の森田さん曰く「東京ドーム6個分」:笑)だったんで仕方ない…のでしょう。
でもって曲によってはそれに加えてリバーブ…ええと、「お風呂場エコー」もかかっておりました。…あんまりいい機材じゃなかったような印象を受けましたが…。
しっかしなぁ〜、これじゃVII以降の曲はCD流してるような錯覚するで(苦笑)。
司会はXのティーダ、ユウナの声優でありVIIIのゼル、イデアのモーション・キャプチャーでの役者である森田成一さん、青木麻由子さん。
はいごめんなさい、出身地の話になった時に「地球外の人は?」という問いに対していささか気合いの足りない拍手で応答したのは私です。
だってさぁ〜、しょっぱなが「ザナルカンドから来た人は?」で応答がいっぱいあるんだもん、旧作ファンはふてくされるって(言い訳)。で、「ザナルカンド出身者」の拍手に対して青木さんが「ええ〜?じゃ後で全員、異界送りしなくちゃ」と言ったのは笑わせてもらいました。
司会としては…森田さんの方がウワテでしたね(苦笑)。「チョコボ捕まえた人は持って帰っていいからね〜♪」に大ウケしてしまいました。
んで、今回のコンサートって、「演奏」「演出」「商業」それぞれ別個に考えないといけないような気がしました。演奏についてはCD聴いて頂くとしまして。
演出についてです。VII以降の曲は舞台後方のスクリーンにムービーが上映されるという手法を使っていました。ムービーは曲に合う場面を曲に合わせて編集していたので(盛り上がる部分に合わせて羽が散る、とか)見ていて面白かったです。
その他の照明演出は…うん(苦笑)。最初はステージ上だけにして、コンサートが進むに従って客席まで巻き込むようにする、というのは良かったんですが…影絵ライトだったんでおかあさんといっしょというか、NHKちっくな印象は拭えなかったかな…。
「やられた〜!」と思った演出は、X「ザナルカンドにて」の直前に森田さんがティーダとしてあの台詞をナレーションした事。ああ畜生、やられた(笑)。あの曲、ゲーム未プレイですけど好きなんです。
「商業」としては…あるイミで社の赤字減らすのに必死というか(笑)。パンフレット、Tシャツ、XIキーホルダー等などのグッズを販売していたようですが、終了後の会場販売ナシというのは…いやどうせ売り切れたんだけどさ…確かに翌日に別のイベントが入ってるから撤収作業の都合上、観客を帰さなきゃいけないってのも判るんだけどさ…。後日の通販が『ファミ通』限定ってのもどうよ、というか…。
でもね、パンフレットに関してだけは、チケット代にパンフ代込みにして全員配付にした方が現場の混乱が少なかったんじゃないかな…と。
全体的には曲目を見ると判る通り、VI以前とVII以後の扱いの差が明白です。
VII以後のはスコアをそのまま使っていて、VI以前のは新しくアレンジしているんですね。
「演奏される時は新しくアレンジされる」に慣れている旧作ファンにとってCDそのまんまってのはちょっと寂しかったですが、逆にオリジナルが好きvて人もいらっしゃるはずですからこれは好みの問題か。
ただ、新しくアレンジされた物も「マトーヤの洞窟」を除くと基本的には原曲に近い雰囲気で作られていました。
「メインテーマ(I)」聴きながら「うんうん、こんな雰囲気だよね〜v」とにこにこ。
でも…II〜VIが各1曲てのは…………寂しいよ。
解ってるよ、新しくアレンジするのがどれだけ大変かは。でも以前のCDのアレンジ・スコアででももう少し聴きたかったよう。
ぜいたくを言えば「赤い翼」とか「ビッグブリッヂの死闘」とかも聴きたかったです。
何というか…「VI以前」コンサートと「VII以降」コンサートで別にした方が良かったかな、というか、この2者が分離していたコンサートでした。
私は第2部に強い興味を持てなくて…アレンジ好きとしましてはオリジナル・スコアはCDで充分、とか思ってしまいまして。ごめんなさい。
1曲目とカーテンコールがVIIIの曲だったという事も含めて、「FFシリーズの」コンサートとしてのまとまりにはやや欠けた感があったかも。
でもIXやってない私も「Melodies of Life」はやられた、と思いました。
プレイしてなくてもキたなら、クリアした人はもっとキたろうな。
…(小声で)ぢつは「素敵だね」より「Melodies of Life」の方が拍手が大きかったんだよねぇ。
そして、私はカッコいい「反乱軍のテーマ」が聴けたからそれでいいのだ。
冗談ぬきに、そのためだけに行ったようなものでしたから(笑)、原曲に近い凛々しいアレンジで流れた今回のは、聴いた瞬間に声をあげそうになって口を押さえてしまいました。
『交響組曲〜』verは「泣かせ」アレンジでしたが、今回は「惚れさせ」アレンジ、とか表現したら殴りますか?(笑)
あ、ちなみにXIのオープニングムービーはそりゃぁキレイでした。ナレーションが英語で充分には聞き取れませんでしたが、プレリュードをバックにクリスタルが輝くだけで感動です♪
そして今回の植松さんの名句:「感動した!」(大笑)