TOUR de JAPON music from FINAL FANTASY(東京・昼の部)
個人的感想(笑)

さて、個人的感想

実は今回のコンサート、あまり期待していませんでした。
前回のコンサートに対する率直な感想が「残念だったね…」だったから。

ナメてましたすみません、ありがとう新日フィル!!

しょっぱなから、未プレイで聴いた事のなかった「爆破ミッション」でゾクっとするなんて。
「自分の知らない曲」さえも純粋なオーケストラ曲として楽しめるとは全くの予想外でした。

開演前に最初にパンフレット(今回は入手できました)の曲目を見た時は「また IV は『愛のテーマ』1曲か」と舌打ちしたんですが、終わった時は「ヤベェ、俺こんなに満足しちゃってていいの?」でした(笑)。


Vメインテーマ、軽快なマーチ風のイントロが指揮なしで進行するという変わったスタート。オーケストラの最後列パートが最初に立ち上がり、順番に中列(金管パート)までが立ち上がった所で自然に指揮者が壇上へ。
で、とても「広がり」を感じる演奏でした。メロディの後半部分はホルンが主旋律を担当していましたが、私は頭の中に「草原を俯瞰している(飛んでいる)」映像が浮かびました。
Vメインテーマって、実は名曲だったんだ…。


1〜3メドレー。ある意味では私の主目的でした(笑)。

前回の1〜3メドレーは基本的に「原曲のイメージ」でしたが、今回はちょっと雰囲気が「拡張された」感じでした。
『町のテーマ』『悠久の風』は原曲に忠実でしたが、その間に入る『II メインテーマ』はまるで葬送曲のようなローテンポ、『戦闘シーン2』は逆にアップテンポ(実際のテンポは原曲とほぼ同じだったと思いますが、原曲よりアップテンポに聞こえます)と緩急のついたメドレーでした。
『トーザス』は途中で重厚なアレンジになって「おいおい、これじゃ小人の村じゃなくて巨人の村だよ」と内心ツッコんでしまいます(笑)。

それにしても驚くべきは『悠久の風』(IIIメインテーマ)から『戦闘シーン2』(II ラストバトル)にメドレーするその根性でしょう(笑)。未だにどうやって繋がったのか不思議で仕方ありません。しかもそこから『小人の村トーザス』へシフト。


VI のオペラは以前「ゲーム音楽コンサート」で上演された事があります。マリアのアリアは『グランド・フィナーレ 』の『Aria Di Mezzo Carattere』を日本語にしたものでした。
てっきり今回もそのスコアでくるかと思ったら。
マリアのアリア、ドラクゥとラルスの決着のくだり、共に書き下ろしでした。
多少ゲーム中でのオペラよりも曲を縮めていましたが、それにしてもすごい。

『Aria Di Mezzo Carattere』(と「ゲーム音楽コンサート」)のマリアはソプラノでしたが今回のマリアはメゾソプラノでしたので、ずいぶん雰囲気が異なって聞こえました。
…ところで、マリアのドレスが黄色だったのはゲームに準じたのでしょうか?(ごめんなさい、私の記憶違いでした。ゲーム中では白いドレスでしたね)
でも花束は赤いバラじゃなかったのねん(笑)。

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