人物紹介

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ROSA FARRELL ローザ=ファレル
WHITE-MAGICIAN

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設定資料編(NTT出版:1991年)より

バロン国内でも屈指の弓の名手。であると同時に、その美貌も無二といわれる。ローザに憧れ続ける青年も多いが、彼女はセシルに想いをよせている。
しかし、父親が竜騎士であり貴族の血統をもつ一家は、出生不明であるセシルとの接触を快く思っていなかった。ローザも自分の想いを胸に秘めておくに留めた。
また、カインとは家族ぐるみのつきあいがあり、父親を幼い頃に亡くしたローザはカインに親愛の情を抱いている。
ローザは設立されたばかりの『白魔道士団』に入団するが、それもセシルの近くにいたいがための行動だった。彼女の白魔法の実力は今のところさほどといった具合だ。

※1992年02月10発行の第9刷以降ではローザの父が竜騎士でなく「騎士」と記載されているとのこと。(情報提供:ノーク氏)

In the Story

飛空艇団『赤い翼』による突然のミシディア侵攻と直後の飛空艇団・竜騎士団両隊長解任の報は多くのバロン軍関係者を驚愕させたが、その中でも最も驚愕した人物がローザである。
『赤い翼』隊長セシル・竜騎士団隊長カインの両者とも縁が深く、その性格も強さもよく知る彼女にとって両隊長のバロン追放は肉親を失うに等しく、ましてその死亡の報は信じ難い物であった。そして彼女は単身、真実を確かめるためにバロンを出る。
最初にセシルの無事を知り、共に旅する内にカインの無事も知る事ができた──残酷な光景と共に。彼女は最も信頼しあうはずの2人が戦う姿を目のあたりにする事となり、それを止めようとする余りに自らを敵の手に委ねる結果となってしまったのである。自由を奪われ、時間が来れば処刑される身となった彼女にできる事は変わってしまったカインを以前の彼に戻す努力と「信じて待つ」事だった。セシルは来る。きっと、必ず。
そして────
セシルは来てくれた。今まで見た事もない程に必死な姿で。

私見として

最初に謝っときます。イラスト失敗しました、ごめんなさい(涙)。ついでにストーリーが中盤で終わってます(爆)。

最近になって思うのは、 ローザにとってカインは「兄」だったのではないかという事です。多分小さい頃から家ぐるみで交流があって、父親が竜騎士という点で近しいものを感じていたと思いますし。だとするとゲーム中の彼女のカインへの対応も理解できると思います。
もしもカインでなかったならば、ゾットの塔で囚われている時にはっきりと「力づくなんかで手に入らない」と言い切るだけの意志を持っているのではないかと思います。そうしなかったのはカインが余りに「兄」として近すぎて、彼の変貌の原因が自分だと信じ難かったからではないかな。正気に戻った彼への態度が「生殺し」という意見もありますけど「兄」だという前提で考えればそう不自然ではないんじゃないかな。カインにとっては不幸でしかないにしても。

性格的にはボケてんだかキツいんだかよく判らないんですよね。「あの人、死ぬつもりよ…」とか、心配するが故だと分かってるんですけど…「ゴルベーザの弟」ショックで呆然自失のセシルにそこまで言うかい (苦笑)。「女性的な強さ」は感じられるんですが、好き嫌いの別れる女性ですよね 。正直な所、私は彼女を理解するのに今も難儀してます。嫌いというんじゃなくて理解しにくいなぁと。
で、セシルとの恋愛模様(笑)なんですが…ストレートすぎてコメントする気にもなれないんですけど……いやいや。まぁ、セシルが多分に「しょい込み屋」な所があるので彼を支えてあげるのが彼女の持ち分なんでしょうね。いや本当に、どんなツラしてプロポーズしたんだろう、セシルってば………。


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